労働法の世界
人が生活していくうえで、労働は重要なものとなります。生活に必要な金銭を得るためには、労働することが基本的に必要だからです。労働法がその対象としている労働という舞台には、労働者と使用者、労働組合という3者が登場します。まず、採用という過程において労働者と使用者が登場し、採用後に労働者を代表して使用者と交渉を行う労働組合が登場します。基本的にこの3者が労働法の世界の登場人物となるのです。もちろん舞台では、見せ場というと誤解があるかもしれませんが労働組合と使用者による労働条件の改善などに関する争議行為といった激しい場面もあります。
今回、舞台に例えてみましたが、舞台に関わっているのは登場人物だけではありません。裏方と呼ばれる人々の支えがあって成り立っています。労働法においてもこれは同様で、労働者や使用者、労働組合だけでなく、労働条件の最低基準を設定したり、労働組合と使用者の団体交渉の舞台を整えるといった裏から支える存在もいます。それが国です。他にも、監督行政や労使紛争の解決といった指導の一面も国が役割として担っています。